王勢籠権現(オセロウゴンゲン)狼信仰

山梨県大月市上野原市には、王勢籠権現(狼信仰)が残っています。

地誌「甲斐国誌」によると王勢籠神社は権現信仰とともに御神犬(狼)を遣わす神犬信仰(狼)の神として尊敬されているとあり、江戸時代にコレラが流行った頃にこの狼信仰が盛んになったらしい。当時の人々は目に見えない病イコール悪霊類は、悪狐に化かされた・仕業ではと考え狐を退治する狼がご利益があると考え狼信仰が盛んになったと思われるとこの冊子には書かれている。この地区には狼が彫られたお札の版木が今も残っている。仁科幸子:著 250円(販売:大月市観光協会